典故
唐代伝奇『続玄怪録』
月老は月下老人とも呼ばれます。代表的な源流は唐代伝奇『続玄怪録・定婚店』です。旅の途中の韋固が夜に出会った老人は、天下の婚姻簿を調べており、夫婦となる者は足もとを赤い縄で結ばれていると語ります。韋固は信じませんでしたが、のちに婚姻がその通りになります。
この物語から、月老は婚姻簿、赤い糸、縁の成就を司る存在として広まりました。月老霊籤を読むときは、吉凶だけでなく、出会い、待つこと、隔たり、誤解、時機、成就といった籤詩の象を、今の関係の会話や選択に結びつけて読みます。
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籤詩一覧
第 1 - 20 籤
第 1 籤
第1籤
雎鳩が河の中洲で鳴き交わす。しとやかな淑女は、君子にふさわしい伴侶である。
第 2 籤
第2籤
夕焼けの雲は一羽の野鴨とともに飛び、秋の水は長い空と一色になる。
第 3 籤
第3籤
受け継いだ福を次へ渡す意味があります。家の根を大切にし、長く続く縁を選ぶべきです。
第 4 籤
第4籤
誰にでも欠点はあります。完全さを求めすぎず、情が本物かを見てください。
第 5 籤
第5籤
めったにない機会には勇気が要ります。心が定まっているなら、ためらいより行動です。
第 6 籤
第6籤
音や影にも相手の気配を感じるほど、よい知らせが近づいています。
第 7 籤
第7籤
粗末な部屋にも徳があれば香りがあります。外側の条件で自分を卑下しないこと。
第 8 籤
第8籤
恋は正しい形で求めるもの。無理や不正で得た縁は穏やかに続きません。
第 9 籤
第9籤
交友を誤ると、家族や周囲の信頼を失います。人も縁も慎んで選ぶべきです。
第 10 籤
第10籤
老後や不足の時を思う籤です。結婚には今の気持ちだけでなく、堅実な備えが要ります。
第 11 籤
第11籤
思い出や恋しさだけでは現実は変わりません。感傷に留まらず、前の道を見てください。
第 12 籤
第12籤
喜びと不安が同時に来ます。現実を見て、落ち着いて取捨を決める時です。
第 13 籤
第13籤
道が尽きたと思う時に、別の村が現れます。停滞した縁にも新しい口が開きます。
第 14 籤
第14籤
愛があれば苦いものも甘く感じます。真情があるなら、身分や見た目は二の次です。
第 15 籤
第15籤
礼と正しさを守る籤です。心が清ければ、疑いや中傷の入り込む余地は少なくなります。
第 16 籤
第16籤
二つの心が通う時、花鳥まで情を帯びるように見えます。縁の時は近いです。
第 17 籤
第17籤
徳が根で、財は枝葉です。金銭や容姿より、人柄を先に見てください。
第 18 籤
第18籤
内面の価値はありますが、恋には外へ示す合図も要ります。よい時に誠意を見せてください。
第 19 籤
第19籤
この縁は年を重ねて成ることがあります。距離、仕事、学びによる遅れも籤の中にあります。
第 20 籤
第20籤
答えは可です。年長者や信頼できる人の助言に従って進めます。
籤詩一覧
第 21 - 40 籤
第 21 籤
第21籤
質素でも暮らしは安定します。名利を追うより、平穏な生活を大切にする籤です。
第 22 籤
第22籤
四つの喜びが一度に集まる象です。まれな吉運と喜ばしい結びつきを示します。
第 23 籤
第23籤
古い情が春蚕の糸のように残ります。執着で自分を傷つけないこと。
第 24 籤
第24籤
情は尽き、恨みだけが残る形です。壊れた縁にしがみつくことを戒めています。
第 25 籤
第25籤
この人は伴侶になり得ます。細かな問題はあっても、縁そのものはよいです。
第 26 籤
第26籤
熊や蛇の夢は子と家の福を示します。子孫に関して吉意があります。
第 27 籤
第27籤
家柄や身分に頼らないこと。現実に合う、誠実な相手を探すべきです。
第 28 籤
第28籤
夫婦は兄弟のように親しくあるべきです。敬意と支え合いが長い幸せを生みます。
第 29 籤
第29籤
丹精した花は咲かず、何気ない柳が育つこともあります。思わぬ縁が伸びる籤です。
第 30 籤
第30籤
遠い人や幻を思っても実りは少ないです。現実に戻る必要があります。
第 31 籤
第31籤
冷たい水と空の舟は、むなしい努力を示します。幻想を避け、実際に役立つ手を選ぶ時です。
第 32 籤
第32籤
蓮と偶、幸と媒に掛けた籤です。重い仲介なしに縁が来ることがあります。
第 33 籤
第33籤
信頼できる人に大事を託せます。よい縁は真の助力者を通じて来ることがあります。
第 34 籤
第34籤
今は旧来の道を守る時です。急な変更はかえって状況を乱します。
第 35 籤
第35籤
出会った人はよい相手ではありません。早く止め、別の良縁を探すべきです。
第 36 籤
第36籤
小さな贈り物にも宝で報いる心です。誠意は誠意で返ってきます。
第 37 籤
第37籤
求めれば得られ、捨てれば失います。よい機会を手放さないでください。
第 38 籤
第38籤
配偶者はもっとも近い親族の一人です。尊重と対等さを忘れないこと。
第 39 籤
第39籤
親の信を失えば、人としての足場も揺らぎます。孝と友愛が大切です。
第 40 籤
第40籤
探し尽くした後に、思いがけず得られます。力みが抜けた時に結果が来ます。
籤詩一覧
第 41 - 60 籤
第 41 籤
第41籤
一生仰ぐ相手は、本当に善い人でなければなりません。本性が見えたら退くこと。
第 42 籤
第42籤
瑶台を覆う雲は、日月が来て晴れます。困りごとは光へ向かいます。
第 43 籤
第43籤
君子が誠実に求めるなら、淑女が遠く拒む理由はありません。
第 44 籤
第44籤
遠近を問わず、古い縁には重みがあります。新しい人より旧情が頼りになることがあります。
第 45 籤
第45籤
後から来る人が今よりよいこともあります。今の相手だけで急いで決めないこと。
第 46 籤
第46籤
天にも人にも恥じない行いを守る籤です。清い良心が縁を安定させます。
第 47 籤
第47籤
刺繍する人は美しい衣を作っても自分では着られません。人の縁ばかり世話しないこと。
第 48 籤
第48籤
優れた人が多く並びます。財や家柄より、徳と学びで選んでください。
第 49 籤
第49籤
好きな人にも欠点が見え、苦手な人にも美点が見えるもの。時間を置いて判断する籤です。
第 50 籤
第50籤
一つの身で二つの世を渡るようでありながら、形も影もただ一つで孤独である。
第 51 籤
第51籤
よりよい人が現れても、今の縁はすでに定まっています。迷い続けないこと。
第 52 籤
第52籤
雲は龍に従い、風は虎に従います。勢いの強い成功と出会いの籤です。
第 53 籤
第53籤
厚い恩に薄い返礼が来ることもあります。見返りに心を縛られず施してください。
第 54 籤
第54籤
成否が同じ人から来ることがあります。結婚は家族とよく話して決めるべきです。
第 55 籤
第55籤
古い縁を思い続けなくてよいです。新しい相手と穏やかな未来があります。
第 56 籤
第56籤
老いても別れず、いつまでも集う意味です。結合と長い和合の吉籤です。
第 57 籤
第57籤
鳳凰が共に飛び、声を合わせます。良縁は一生の伴侶となります。
第 58 籤
第58籤
高望みをしすぎないこと。身に合う縁のほうが、心の安らぎをもたらします。
第 59 籤
第59籤
多くの人が好むものと、自分だけが好むものは違います。望む相手の幅が狭い籤です。
第 60 籤
第60籤
心にやましさがなければ、人の言葉を恐れなくてよいです。内の安定が大切です。
籤詩一覧
第 61 - 80 籤
第 61 籤
第61籤
その人を知らなければ友を見よ、という籤です。交友が人柄を映します。
第 62 籤
第62籤
よい二人を配といいます。しばらく付き合って合うなら、考えすぎなくてよいです。
第 63 籤
第63籤
子規が夜に血を吐くように鳴きます。遠くの人が帰りを待っている象です。
第 64 籤
第64籤
相手の家が強すぎ、釣り合いが難しい形です。退く判断も賢さです。
第 65 籤
第65籤
奥に閉じこもって自分を憐れまないこと。伴侶を望むなら外へ出る時です。
第 66 籤
第66籤
驚いて振り返っても、恨みを知る人がいません。障害が多く、寒い場所にいる象です。
第 67 籤
第67籤
一度だめでも、もう一度試せばよいです。誠意ある再挑戦に成る機があります。
第 68 籤
第68籤
珍しい美しさや条件より、深い情が大事です。愛が結婚の土台です。
第 69 籤
第69籤
一人に傷つけられても、他の人はいます。この痛みで未来を閉ざさないこと。
第 70 籤
第70籤
進むところに利があります。相手が真実で安定しているなら、結婚は可能です。
第 71 籤
第71籤
絹を得ても粗布を忘れないこと。新しい寵愛の中でも昔の苦労を忘れずに。
第 72 籤
第72籤
そのやり方で願いを得ようとするのは、木に登って魚を求めるようなものです。
第 73 籤
第73籤
白雲が晴れ、静かな鳥が追い合います。暗さが去り、縁が成る気配です。
第 74 籤
第74籤
出会うのが遅すぎたという籤です。相手は魅力的でも、すでに別の縁があるかもしれません。
第 75 籤
第75籤
情ではなく欲だけに心を使うなら実りません。快楽だけの結びつきは心が離れます。
第 76 籤
第76籤
靴が足に合い、帯が腰に合うように、これは身に合う良縁です。
第 77 籤
第77籤
梅はまだ十分に熟していません。時を待ち、小さな損得にこだわらないこと。
第 78 籤
第78籤
急げば届かず、小利を追えば大事を失います。大きな目的を忘れないこと。
第 79 籤
第79籤
春雨が宿を洗い、柳が新しく青みます。新鮮で喜ばしい時が来ます。
第 80 籤
第80籤
別れの悲しみはすでに味わいました。新しい出会いの喜びが近づいています。
籤詩一覧
第 81 - 100 籤
第 81 籤
第81籤
日々心を尽くせば、遠からず成ります。根気ある努力が縁を結びます。
第 82 籤
第82籤
前後左右から多くの人が現れます。静かな場所で心を整えて選んでください。
第 83 籤
第83籤
今はこの件を捨てるべきです。無理に進めても是非を招くだけです。
第 84 籤
第84籤
若い時を惜しむべきです。花が折れる時を逃さず、機会をつかんでください。
第 85 籤
第85籤
得るべき所を得た籤です。迷いすぎず決めてよいです。
第 86 籤
第86籤
浅い川一つ隔てるだけなのに、言葉が届きません。環境が二人を隔てています。
第 87 籤
第87籤
鳳凰は秦楼を去り、巫山の雲も収まりました。この縁は終わり、別の道へ向かう時です。
第 88 籤
第88籤
是非や波風があるからこそ情ともいえます。摩擦をすべて恐れなくてよいです。
第 89 籤
第89籤
占いは疑いを決めるためのものです。心が明らかなら、自分の判断で決めるべきです。
第 90 籤
第90籤
二つの情が長く続くなら、朝夕いつも会う必要はありません。距離にも耐えられます。
第 91 籤
第91籤
過去は沈みました。今日から新しい決断で始めてください。
第 92 籤
第92籤
水中の明月はつかめません。幻を追って力を尽くさないこと。
第 93 籤
第93籤
浮世は夢のように短いもの。よいと思うなら、恐れで喜びを逃さないこと。
第 94 籤
第94籤
巧みな言葉と愛想のよさには、真心が少ないことがあります。甘言に注意してください。
第 95 籤
第95籤
螽斯の羽音は子孫が続く象です。家族の広がりに吉があります。
第 96 籤
第96籤
身分が低く見える人でも敬うべき相手かもしれません。誠があるなら大切にしてください。
第 97 籤
第97籤
どこへ帰っても疑われる形です。親しさを求める前に、行いを整える必要があります。
第 98 籤
第98籤
春草が生え、大船も軽く進みます。以前難しかったことが今は楽に動きます。
第 99 籤
第99籤
心と志はまず苦しみを受けます。忍耐が二人の情を育てます。
第 100 籤
第100籤
花はよく、月は満ち、人は長寿。満ち足りた大吉の籤です。
FAQ
よくある質問
月老霊籤はどんな相談に向いていますか。
恋愛、縁、復縁、曖昧な関係、結婚前の迷いなど、関係の状態を見たいときに向いています。一人の相手、一つの関係、一つの判断に絞ると、籤詩を現実の状況に結びつけやすくなります。
引く前の問いはどう書けばいいですか。
「この関係を進めてもよいか」「復縁に現実的な余地はあるか」のように、具体的な一文にします。複数の相手や複数の悩みを同じ籤に混ぜないほうが読みやすくなります。
月老霊籤100籤はどう探せますか。
籤番号が分かっている場合は、該当ページで吉凶、籤詩原文、解釈を確認できます。番号がない場合は、オンライン抽籤から始められます。
どの月老廟でも同じ籤が使われますか。
月老廟には求籤や赤い糸の信仰がありますが、使われる籤本は廟ごとに異なる場合があります。このページは100籤体系の月老霊籤を整理したもので、現地で引いた場合はその廟の案内を優先してください。
引いた後はどこを読めばいいですか。
まず吉凶で全体の調子を見て、次に籤詩の中の出会い、待つこと、隔たり、誤解、成就といった象を読みます。最後に解釈を見て、現実の会話や距離感、行動に結びつけます。

