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空亡は中国の擇日術数の一種の概念で、虚無、無、実体がない、消失、滅亡などの意味を持ち、民俗では不吉とされます。

八字命理でよく使われるのは「旬中空亡」です。古代の黄暦憲書では十数を「旬」とし、天干10数、地支12数が互いに組み合わせられます。各甲旬には余る二つの地支があり、これが偶数に組み合わせられないため、「孤」(支孤無干)と呼ばれ、つまり「空亡」となります。この方法で得られる空亡は「旬中空亡」、「六甲空亡」または「地支空亡」と呼ばれ、年、月、日、時の区別があります。黄暦では通常、特にこれを記載します。

《三命通会》にはこうあります:「凡そこの煞を帯びて生旺する者は、気度が広大で、虚名を招き、大きく肥満し、意外な無心の福が多い。死絶すると一生の成敗が漂泊するが、我に気のある地では、災いを成すことはできない。大いに忌むべきは、干支と空亡が相合することで、これは小人が位を得ることを意味し、奸詐や詭計を尽くし、何事も行う。もし我が克するならば、空亡が災いを受け、反対に特達の福となる。その神性は無常である。官符と並ぶと、口才が伶俐で、奸巧にして媚びることに長ける。劫煞と並ぶと、生性が狡猾で、しかも善戦する。亡神と並ぶと、一生漂泊し、定所を持たない。大耗と並ぶと、是非が逆転し、糊塗で不明瞭になる。建禄と並ぶと、一生破散し、蓄積が少ない。華蓋三奇学堂と並ぶと、聡明で俗気を離れ、非凡な人物である。」