納甲
納甲は、各爻に十二支と五行を配する手順です。これがないと爻は陰陽の線にとどまり、月日、冲合、六親の判断に進めません。
古典の根拠
ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。
『増刪卜易』
“乾在内卦,子水寅木辰土。”
納甲は本卦と変卦が定まった後、用神を取る前に見ます。卦宮が基準の五行を与え、納甲が各爻の五行を与え、その関係から六親が出ます。
卦の中での見方
| 項目 | 読み方 |
|---|---|
| 内卦の乾 | 子水、寅木、辰土 |
| 外卦の乾 | 午火、申金、戌土 |
| 主な役割 | 各爻に十二支と五行を置く |
卦盤の層を分けて見る
六爻の用語は、単語だけで読んでもあまり役に立ちません。一つの爻には、位置、支、六親、世応、月日、動きが同時に重なります。下の表は簡略図ですが、判断で見る順序をつかむ助けになります。
| 層 | 確認すること | 意味 |
|---|---|---|
| 爻位 | 初爻から上爻まで | 近い、遠い、内側、外側、早い、遅いを見る |
| 納甲の支 | 子丑寅など | 五行、冲、空亡、応期の手がかりになる |
| 六親 | 父母、兄弟、子孫、妻財、官鬼 | 問いの中で何を代表するかを決める |
| 世応 | 自分側と相手側 | 物事が自分へ来るのか、相手側に留まるのかを見る |
| 月建日辰 | 扶助、冲、空、破 | その爻が今働けるかを見る |
| 動爻 | 動いた爻と変爻 | どこで変化が起こるかを見る |
読む順序
役割、強弱、作用を分けて読むと、判断が崩れにくくなります。役割は何を代表するか、強弱は力があるか、作用は助けるのか傷めるのか、隠すのか遅らせるのかを見ます。
- 問いを一文で定めます。
- 起卦と装卦を先に済ませます。
- 問いの種類から用神を取ります。
- 世応で自分側と相手側を分けます。
- 月日、空破、動爻を最後に重ねます。
読み方の要点
納甲は本卦と変卦が定まった後、用神を取る前に見ます。卦宮が基準の五行を与え、納甲が各爻の五行を与え、その関係から六親が出ます。
間違えやすい点
よくある誤りは、六親名だけを覚えて背後の十二支を見ないことです。内外を逆に置くと、その後の判断全体がずれます。
小さな例
簡単な読みでは、納甲が用神または世爻に触れているかを見ます。主題に触れなければ、背景として扱います。
よくある質問
納甲とは何ですか?
納甲は六爻盤の一つの層です。卦宮、六親、世応、月建日辰、動爻と合わせて読む必要があります。
納甲はいつ見ますか?
卦が正しく立ち、問いと用神が定まった後に見ます。単独で先に読むと判断がぶれます。
納甲だけで吉凶を決められますか?
決められません。用神や世爻にどう作用するかを見て、初めて意味が出ます。
初学者が間違えやすい点は?
よくある誤りは、六親名だけを覚えて背後の十二支を見ないことです。内外を逆に置くと、その後の判断全体がずれます。
次に読むべきページは?
用語索引、用神、月建日辰を合わせて読むと、判断が単語だけで止まりにくくなります。