六親
六親は、五行の関係を人事や物事の役割に翻訳する言葉です。父母、兄弟、子孫、妻財、官鬼を使います。
古典の根拠
ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。
『卜筮正宗』
“生我者为父母,我生者为子孙。”
六親名は現代の親族名そのものではありません。同じ爻でも問いによって意味が変わります。兄弟は友人を表すこともあれば、求財では費用や競争を表すこともあります。
卦の中での見方
| 項目 | 読み方 |
|---|---|
| 父母 | 文書、年長者、家、契約 |
| 兄弟 | 同輩、競争、費用 |
| 子孫 | 解厄、成果、薬、財源 |
| 妻財 | 財物、品物、問いによって配偶象 |
| 官鬼 | 職位、圧力、病、争い |
卦盤の層を分けて見る
六爻の用語は、単語だけで読んでもあまり役に立ちません。一つの爻には、位置、支、六親、世応、月日、動きが同時に重なります。下の表は簡略図ですが、判断で見る順序をつかむ助けになります。
| 層 | 確認すること | 意味 |
|---|---|---|
| 爻位 | 初爻から上爻まで | 近い、遠い、内側、外側、早い、遅いを見る |
| 納甲の支 | 子丑寅など | 五行、冲、空亡、応期の手がかりになる |
| 六親 | 父母、兄弟、子孫、妻財、官鬼 | 問いの中で何を代表するかを決める |
| 世応 | 自分側と相手側 | 物事が自分へ来るのか、相手側に留まるのかを見る |
| 月建日辰 | 扶助、冲、空、破 | その爻が今働けるかを見る |
| 動爻 | 動いた爻と変爻 | どこで変化が起こるかを見る |
読む順序
役割、強弱、作用を分けて読むと、判断が崩れにくくなります。役割は何を代表するか、強弱は力があるか、作用は助けるのか傷めるのか、隠すのか遅らせるのかを見ます。
- 問いを一文で定めます。
- 起卦と装卦を先に済ませます。
- 問いの種類から用神を取ります。
- 世応で自分側と相手側を分けます。
- 月日、空破、動爻を最後に重ねます。
読み方の要点
六親名は現代の親族名そのものではありません。同じ爻でも問いによって意味が変わります。兄弟は友人を表すこともあれば、求財では費用や競争を表すこともあります。
間違えやすい点
最大の誤りは、六親をいつも吉凶固定で読むことです。官鬼は病占では病象ですが、仕事では職位や資格になります。
小さな例
簡単な読みでは、六親が用神または世爻に触れているかを見ます。主題に触れなければ、背景として扱います。
よくある質問
六親とは何ですか?
六親は六爻盤の一つの層です。卦宮、六親、世応、月建日辰、動爻と合わせて読む必要があります。
六親はいつ見ますか?
卦が正しく立ち、問いと用神が定まった後に見ます。単独で先に読むと判断がぶれます。
六親だけで吉凶を決められますか?
決められません。用神や世爻にどう作用するかを見て、初めて意味が出ます。
初学者が間違えやすい点は?
最大の誤りは、六親をいつも吉凶固定で読むことです。官鬼は病占では病象ですが、仕事では職位や資格になります。
次に読むべきページは?
用語索引、用神、月建日辰を合わせて読むと、判断が単語だけで止まりにくくなります。