別れの夢
夢境象
別れは縁の聚散、境遇の転換、古い局面が新しくなることを主(つかさど)る。淡々とした別れ、良い形での別れは吉。慟哭して別れること、無理に引き留めることは凶。これは人事の変転と、心の執着を手放すことを象徴する。
夢占い総訣
別れは縁に任せ、気運は変化す。淡々と送り出せば、万事やすらか。哭きて別れ惜しめば、心中安らかでず。強く引き留めて執着すれば、停滞とつながる。
象曰(しょうえつ)
聚散は常ならず、気運は循環す。過ぎ去りしを放下(ほうげ)すれば、福(ふく)は自(おの)ずから還(かえ)る。執念捨てずば、憂い思い消え難し。縁に任せて取捨すれば、前途すべて広し。
分境解説
- 淡々と人と別れ、良い形で分かれることを夢見る:心境が透徹し、過去を放ち去ることができることを示す。人生に新たな転機が訪れ、前途は開け順調である。
- 親戚友人を見送り、心が平和で悲しみがないことを夢見る:親情の縁が長く続き、各自安らかであり、家運は安定し、別離の悲しみによる消耗はないことを示す。
- 別れの時、哭いて執着し、気持ちを納得させることが難しいことを夢見る:執念が深すぎ、内心が鬱結し、感情や人間関係に多く縛られ、運勢が停滞することを示す。
- 離れようとする人をわざと引き留め、徒労に終わることを夢見る:縁のないことを無理に求めることを示し、煩いを増すだけで、何事も無理に求めれば成就し難い。
- 久しぶりに会った人が再び別れることを夢見る:縁は集い散じるものあり、世の事は常ならず。今を大切にし、得失や聚散にこだわらないようにするのが良い。
核心象義
別れは 縁の聚散、境遇の転換、執念を手放すこと、人事の変転 を象徴する。淡々と見送り、良い形で分かれ、平穏に納得できれば吉。転機、心安らか、前途開拓を示す。慟哭して別れを惜しみ、無理に引き留め、執念に執着すれば凶。鬱結、停滞、心中安らかでないことを示す。人生の聚散は常態である。縁に任せて手放し、過ぎ去りしを執着せず、初めて新たな福運を迎えられる。
古典からの参照
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《周公解夢》
梦离别者主变迁,淡然相送福运绵;平和惜别家宅稳,痛哭不舍运多牵;强留徒增烦心事,聚散随缘路自宽。 口語訳:別れを夢見ることは、人生の境遇に変化があることを示唆する。淡々と送り出して執念を持たなければ、福運は長く続き安定する。平穏に親戚友人と別れを惜しめば、家の運勢は平穏で波がない。別れの時に哭いて執着すれば、俗事や縁に引っ張られやすく、運勢はなかなか伸びない。去ろうとする人を無理に引き留めれば、煩いや憂いを増やすだけである。聚散にこだわらず縁に任せて取捨すれば、人生の前途は自然と広く順調である。
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《夢林玄解》
离别者,缘之尽、局之转也;淡别则心宁运顺,惜别则情缠事滞;聚散乃天道常理,执念为人生桎梏;放下旧缘,方纳新福;不舍过往,难启新程。 口語訳:別れとは、縁が尽きる、古い局面が転換する兆候である。淡々と別れれば心が安らぎ、運勢も順調である。執着して痛哭して別れれば、感情に絡め取られ、諸事は停滞する。聚散離合はこの世の常であり、執念を捨てられなければ人生の束縛となる。古い縁を放ち去って初めて、新しい福気を受け入れることができる。過ぎ去りしを執着して惜しめば、新たな人生の旅を始めるのは難しい。
占断分述
- 吉占:淡々と別れを見送り、良い形で分かれ、平穏に別れを惜しみ悲しみがないこと。心境が透徹し、境遇の転機、前途開拓を主(つかさど)る。大吉。
- 平占:普通の別れ、感じも悲しみもなく、自然に任せること。縁は安定し、重大な感情や運勢の浮き沈みはない。
- 凶占:別れて哭き執着し、無理に引き留め、執念が深く、鬱結して納得できないこと。心中のわだかまり、運勢の停滞を主(つかさど)る。凶。
よくある質問
質問:夢で人と別れる時、心境がとても淡々としているのはどんな前兆ですか?
回答:吉兆です。心の境地が成熟して透徹し、過去の荷物を放ち去ることができることを示します。事業や生活に新たな転機が訪れ、前途はどんどん広がっていきます。
質問:夢で別れる時、泣き出して離れがたいというのは何を意味しますか?
回答:内面の執念が重すぎることを表しています。感情や古い出来事に縛られやすく、近頃は気分が落ち込み、物事を行う時に迷いが多く、停滞しがちです。
質問:夢で去ろうとする人を引き留めようとしたが留められなかった、これは何を寓意していますか?
回答:縁のないことを無理に求めてはいけないという警告です。無理に求めれば、煩いを増すだけです。縁に任せて放つことができれば、自然と新たな機縁が訪れます。
質問:別れの夢は全体として吉ですか、それとも凶ですか?
回答:夢の細部によって判断します。吉象は「淡々と別れを見送り、良い形で分かれ、平穏に別れを惜しみ悲しみがないこと。心境が透徹し、境遇の転機、前途開拓を主(つかさど)る。大吉。」を参考にします。凶象は「別れて哭き執着し、無理に引き留め、執念が深く、鬱結して納得できないこと。心中のわだかまり、運勢の停滞を主(つかさど)る。凶。」を見ます。普通の別れ、感じも悲しみもなく、自然に任せること。縁は安定し、重大な感情や運勢の浮き沈みはない。
質問:別れの夢で、凶象として読む場面はどれですか?
回答:別れて哭き執着し、無理に引き留め、執念が深く、鬱結して納得できないこと。心中のわだかまり、運勢の停滞を主(つかさど)る。凶。この種の場面は、題名だけで決めず、本篇の凶象に沿って読むのが自然です。