富と貧の夢
夢の象意
富と貧は、気運(運気)の得失、生活の境遇、心性(心のあり方)や欲望と主に関係が深い。財禄(財産と福)が満ち足り、正しい方法で得るのは吉とされ、富に貪欲であったり、困窮し落ちぶれている様子は凶とされる。
解夢の要訣
財は福の基。正しい道で得よ。禄が満ち身安らかならば、万事良し。財を貪り度を越せば、禍を招く。窮困し落ちぶれれば、時運(好機)は高まらぬ。
象曰(しょうかつ)
財禄が長く続くのは、心性(心のあり方)がきちんとしているから。君子(人格者)は財を愛すも、得る道は正し。貪り飽くことを知らなければ、気運を損なう。貧しさに安んじて道を楽しめば、やがて吉の光が差す。
状況別解釈
- 富が満ちあふれ、正しい方法で得る夢:主に財運が盛んで福も厚く、自身の努力により多くの収穫を得、生活が安定して豊かであることを示す。
- 合理的な財の管理、財禄が安定している夢:主に細やかな配慮が行き届き、計画が適切で、財産が着実に蓄積され、散財の憂いがないことを示す。
- 貧しさに安んじて道を楽しみ、心境が平和である夢:主に心が広く豊かで、外物に惑わされず、大金持ちにはならなくても、平穏無事に過ごせることを示す。
- 財を貪り度を過ぎ、投機的に財を集める夢:主に心が貪欲で、近い利益ばかりを追い求め、容易に散財の災いを招き、トラブルに巻き込まれることを示す。
- 困窮し落ちぶれ、食べるにも事欠く夢:主に運勢が低調で、生命力が消耗し、生活が困窮し、物事がなかなか成就しないことを示す。
核心的象意
富は 気運の基盤、生活の境遇、心性(心のあり方)や欲望 を象徴し、貧は 時運の低迷、能力の制限、心の境地が広いこと を象徴する。 財禄が満ち足り、正しい方法で得、貧しさに安んじて道を楽しむことは吉とされ、財の蓄積、安定、心境の平和を主る。 財を貪り度を過ぎ、困窮し落ちぶれ、投機的に財を集めることは凶とされ、散財、困窮、絶え間ないトラブルを主る。 君子(人格者)は財を愛すも正しい方法で得、貪らず贅沢せず、貧しさに安んじて道を楽しむことで、初めて財禄を守り、長きにわたる安定を得ることができる。
古典からの参照
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《周公解夢》(周公解夢)
梦得财禄主吉昌,取之有道福绵长;贪财投机招灾厄,穷困潦倒运难扬;安贫乐道无灾患,理财有道万事康。
解釈: 夢で財産や福禄を得るのは、吉兆で栄える兆し。正当な手段で富を得れば、福は長く続く。財に貪り投機すれば災いや禍を招き、困窮し落ちぶれれば運気が向上し難い。貧しさに安んじて道を楽しめば災難がなく、財を管理する道を心得ていれば万事が健やかで順調である。
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《夢林玄解》(夢林玄解)
财者,养命之资,福运之基;君子得之,以安身立命;小人贪之,以招祸致灾;贫而不卑,终得福泽,富而不骄,福禄永存。
解釈: 財は、命を養うための資材であり、福運の基礎である。君子(人格者)がこれを得れば、身を安んじ命を立て(立身出世し)、善を積むために使う。小人(人格的に劣る者)がこれを貪れば、災いや禍を招くだけである。貧しくても卑屈にならなければ、最終的に福恵を得られ、富んでいても驕らなければ、福禄は長く存続する。
占断の分類
- 吉占(吉兆):財禄が満ち足り、正しい方法で得、財の管理が適切で、貧しさに安んじて道を楽しむ夢。財の蓄積、安定、福運の長続きを主り、大吉。
- 平占(平兆):財産が普通で、貪らず贅沢もせず、生活が平淡な夢。大金の散財や大儲けもなく、運勢は平穏。
- 凶占(凶兆):財を貪り度を過ぎ、投機的に財を集め、困窮し落ちぶれ、借金まみれになる夢。散財、困窮、トラブルに巻き込まれることを主り、凶。
よくある質問
質問:夢で自分が非常に裕福なのはどのような兆しですか?
回答:吉兆です。近い将来、財運が好転し、正財(本業収入)であれ偏財(副業・臨時収入)であれ、収穫の可能性があり、生活もより安定するでしょう。
質問:夢で自分が困窮し落ちぶれているのは何を表していますか?
回答:自身の時運が低調であることを示唆する夢です。心構えを調整し、足元を固めて努力する必要があると同時に、多額の投資や借入を避け、状況をさらに悪化させないように注意しましょう。
質問:夢で財を貪った罰を受けるのはどんな寓意ですか?
回答:警告の夢です。欲深すぎれば災いを招きます。欲望を抑制し、正しい道を堅守することで、初めて散財やトラブルを避けることができます。
質問:富と貧の夢は全体として吉ですか、それとも凶ですか?
回答:夢の細部によって判断します。吉象は「財禄が満ち足り、正しい方法で得、財の管理が適切で、貧しさに安んじて道を楽しむ夢。財の蓄積、安定、福運の長続きを主り、大吉。」を参考にします。凶象は「財を貪り度を過ぎ、投機的に財を集め、困窮し落ちぶれ、借金まみれになる夢。散財、困窮、トラブルに巻き込まれることを主り、凶。」を見ます。財産が普通で、貪らず贅沢もせず、生活が平淡な夢。大金の散財や大儲けもなく、運勢は平穏。
質問:富と貧の夢で、凶象として読む場面はどれですか?
回答:財を貪り度を過ぎ、投機的に財を集め、困窮し落ちぶれ、借金まみれになる夢。散財、困窮、トラブルに巻き込まれることを主り、凶。この種の場面は、題名だけで決めず、本篇の凶象に沿って読むのが自然です。