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受賞の夢

夢境象

受賞や賞金獲得の夢は、名誉と名声の暗示、また得失を伴い、他人からの非難を意味します。実力を得ての受賞、謙虚に賞を受け取るのは吉、虚名の賞を得る、誇示と自慢をするのは凶です。これは栄誉の下には大きな消耗があるという理を暗示しています。

解夢総訣

実力が伴い、名前も確かな賞を得る:幸運が伴い。 謙虚に賞を受け、驕らず奢らず:何事にも損なわず。 虚名で賞を得る:消耗損失がついてくる。 誇示自慢する:是非(トラブル)が催促されてくる。

象曰

名誉の賞を受け、気運に分けあり。 徳を以って誉を受け、福は長く留まる。 虚栄に名誉を貪れば、諸事なすすべ難し。 驕り傲(おご)れば、禍は自ら身近よる。

分境義解釈

  1. 実力で賞を得て、実至名歸(じっしめいき)(実力相応の名を得る)を夢見る場合: 能力が顕著になり、名声が立ち上り始め、仕事では貴人の賞賛を得られ、将来が徐々に向上する暗示。
  2. 低姿勢で賞を受け取り、驕らず落ち着いている様子を夢見る場合: 心境が落ち着いており、福を守り持ち続けることができ、名声と利益が両方手に入り、他人の妬みや非難を受けない暗示。
  3. 虚偽・なし崩しで賞を得て、根拠のない虚名を得た様子を夢見る場合: 名と実態が伴わず、手に入れやすく失いやすい運。財運・事業に一時的な活況があるが、裏側で消耗を抱えている暗示。
  4. 賞を得た後で自慢しふりまわし、誰も眼中にない態度を夢見る場合: 他人の嫉妬を受けやすく、小人に付きまとわれやすい。評判を傷つけられ、運勢が絶頂から下降へと転じる暗示。
  5. 他人が賞を受賞し、自身が内心平穏である様子を夢見る場合: 正しい姿勢と態度を持ち、妬まず悔やまない。自分の機会や縁も近づいており、着実に発展する暗示。

核心象義

受賞は、名声と評判、能力の承認、得と失と消耗、人からの嫉妬を象徴します。実力に見合った賞を謙虚に受け取り、賞に対して穏やかな姿勢で臨むのは吉夢であり、評判向上、勢いに乗る、幸運が長く続くことを暗示します。根拠のない賞を、虚栄心で自慢し誇示するのは凶夢であり、消耗、嫉妬を招く、運勢の低下を暗示します。立脚を実力に置き、賞誉に対しては謙虚さを忘れず、それによってこそ名誉と利益を守り、長きに渡る安寧を得られるのです。

古典からの参照

  1. 《周公解夢》

    夢得奖者有名声,实至名归运势升;低调受赏无灾扰,虚誉虚名损自身;张扬骄矜招嫉妒,平和观人福自臻。 自話文訳釈:賞を受賞する夢は、名声や評判が得られることを予兆します。自身の実力で賞を獲るなら、運勢は着実に上昇。慎ましく賞を受け取れば、災厄に煩わされません。空から得た虚偽の名や評価は、自身の運を消耗させるだけです。受賞後に驕って自慢すれば、他人の嫉妬を招きやすい。他人の受賞を平穏に見つめることが出来れば、自身の福分も自然と到来します。

  2. 《夢林玄解》

    得奖者,荣誉之象,亦损耗之征也;有德而受奖,福厚运昌;无实而居名,财耗事滞;谦则守荣,傲则招非;名不可虚,誉不可骄。 自話文訳釈:受賞は、光栄と評判を示す象徴であると同時に、消耗の兆候でもあります。徳や実力を備えての受賞なら、福分は厚く、運勢は盛んになります。実態を伴わずに名声を得て保つ場合、財の消耗、事業の停滞をもたらします。謙虚であれば、栄誉を守り続けられますが、傲慢になれば非難を招きます。名は虚偽であってはならず、名誉は驕りへと向かってはならないのです。

占断分述

  • 吉占(きちせん・吉の占い): 実力での受賞、謙虚な受賞、他人の受賞を穏やかに見守れたなら、名声上昇、貴人の賞賛を意味します。大吉。
  • 平占(へいせん・平穏の占い): ふつうに受賞し、淡々と受け止め、喜びすぎず驕らず、名誉が安定し、大きな変動のない状況。吉凶どちらでもなし。
  • 凶占(きょうせん・凶の占い): 虚偽で賞を得る、受賞を誇示・自慢する、虚栄心に駆られる、嫉妬心を持つといった場合は、消耗損失、妬み・嫉妬を引き寄せ、運勢の妨害停滞を意味します。凶。

よくある質問

質問:夢で自分が実力によって賞を受賞するのを見るのは何の前兆ですか?
回答:吉兆です。自身の才能や力量が認められ、上司や目上の人物から称賛されやすい。仕事での昇進や評判が上がる機会に恵まれます。

質問:夢で意味もなく、空から賞を得るのを見るのは、何を意味しますか?
回答:警告の兆候です。目の前の名声や利益は幻想的なものが多く、簡単に現れては消えるものです。盲目的な欲は禁物、投資や物事を進める時は注意が必要です。

質問:夢で他人が賞を受賞するのを見て、自身は平穏な気持ちだったのは、良いことですか?
回答:大吉です。広い心を持ち、他人の成功を妬まず羨まない。自身の運勢も力を貯めつつあるため、遅かれ早かれご縁(機会)がやってきます。

質問:受賞の夢は全体として吉ですか、それとも凶ですか?
回答:夢の細部によって判断します。吉象は「受賞の夢で物事が整い、助けを得て、成就へ向かう場面は吉象として読みます。」を参考にします。凶象は「停滞、失敗、争い、損失に通じる場面は凶象として判断します。」を見ます。はっきりした吉凶の動きがない場合は、平占として控えめに読みます。

質問:受賞の夢で、凶象として読む場面はどれですか?
回答:停滞、失敗、争い、損失に通じる場面は凶象として判断します。この種の場面は、題名だけで決めず、本篇の凶象に沿って読むのが自然です。