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妊娠・出産の夢

夢の象徴(しょう)

妊娠は、機縁の醸成力の蓄積と根付き計画の成就 を主とする。出産は、結果の達成福報の収穫新たなる事柄の始まり を主とする。安らかな妊娠・安産は吉とされ、苦しい妊娠・難産は凶とされる。これは機縁の発生願望の実現 そして 新生の運勢 を象徴する。

解夢総訣(かいむそうけつ)

懐胎(かいたい)し孕(はら)むは、福縁(ふくえん)暗(あん)に聚(あつ)まる。胎相(たいそう)安穏(あんのん)たるは、百事(ひゃくじ)昌(さか)え裕(ゆたか)なり。順産(じゅんざん)臨盆(りんぼん)は、功業(こうぎょう)誉(ほま)れに帰(き)す。懐身(かいしん)困頓(こんとん)は、心事(しんじ)多く沮(はば)まれる。難産(なんざん)波折(はせつ)は、謀事(ぼうじ)多く淤(お)す。

象に曰(いわ)く

孕象(にんしょう)は章(あや)を含(ふく)み、気運(きうん)潜(ひそ)かに蔵(ぞう)す。懐安(かあん)静(せい)を守(まも)れば、福沢(ふくたく)倉(くら)に盈(み)つ。子(こ)を誕生(たんじょう)すれば新生(しんせい)なり、前路(ぜんろ)に光(ひかり)生(しょう)ず。胎危(たいき)産阻(さんそ)するときは、歳月(さいげつ)多く妨(さまた)げ有(あ)り。

分境(ぶんきょう)による解釈

  1. 自身が妊娠し、胎のつきが安定して心地よい夢: 暗中で新たな機縁や計画が生まれつつあり、黙々と力を蓄えていることを示す。後に必ず豊かな収穫がある。
  2. 無事に出産し、母子ともに安泰な夢: 長く準備してきた心事やプロジェクトが円満に実現することを示す。苦労が報われ、新たな幸運の始まりを迎える。
  3. 他人が妊娠・出産し、慶びに満ちている夢: 身近に貴人や好機が訪れる兆し。周囲の順調さが自身の福運を引き上げ、福を引き寄せる。
  4. 妊娠中に苦労し、悩みが尽きない夢: 計画の過程に多くの抵抗があり、力を蓄える途中で煩わしさが多いことを示す。結果を焦らず、忍耐強く待つべき時である。
  5. 難産で、次々と問題が発生する夢: 願望の実現には多くの障害があり、計画したことは途中で変化しやすいことを示す。性急に結果を求めず、時間をかけて対応すべきである。

核心的な象義(しゅうしんてき しょうぎ)

妊娠は、機縁の醸成力の蓄積と沈殿(ちんでん)計画と構想福縁の潜伏 を象徴する。出産は、願望の実現成果の収穫新たな局面の開幕福報の到来 を象徴する。

安らかな妊娠・安産・他人の慶事は吉とされ、機縁が形を成し願いが叶い福運が加護することを主とする。苦しい妊娠・難産・不安定な胎相は凶とされ、計画が妨げられ心事が苛まれ成し遂げるのに多くの障害があることを主とする。

凡(すべ)ての事には必ず醸成の時期があり、力と気を蓄え焦らずに時機の熟すを待てば、自然と瓜熟(かじゅく)して蒂落(ていらく)の喜びを得る。

古典からの参照

  1. 《周公解夢(しゅうこうかいむ)》

    夢怀孕孕育福缘藏,胎相安稳运势昌;顺产临盆功业就,旁人添喜自身祥;怀身困顿多烦扰,难产波折事难扬。

    解釈: 妊娠の夢は、福と機縁が密かに潜伏していることの主たる兆候である。胎のつきが安定して心が穏やかであれば、自身の運勢は日に日に隆盛に向かう。出産が順調であれば子宝に恵まれ、心中に抱く功績や計画もすべて成し遂げられる。他人の妊娠・出産の慶事を目にすれば、自身も福気や吉祥を伝染させることができる。妊娠中に苦労が多ければ、生活の些事や煩わしいことに絡め取られる。出産に難産の波乱があれば、心中に企てた事はなかなか興隆・成就できない。

  2. 《夢林玄解(むりんげんかい)》

    怀孕者,蓄势藏机、谋事待成之象也;胎安则机运潜生,日久自有收成;生子者,旧局落幕、新运开启之征也;顺产则事顺功成,难产则阻滞多磨;静待天时,方得圆满。

    解釈: 妊娠とは、勢力を蓄え、機縁を秘め、大事を謀り、成るを待つ徴兆である。胎相が安らかであれば、機縁と運勢が密かに育ち、時が経てば必ず収穫と成就がある。子供を産むことは、旧い局面の幕引き、全く新しい運勢の開幕を象徴している。安産であれば物事は順調に運び功業は達成され、難産であれば前途に障害と試練が多い。静かに天の時機と縁を待てば、初めて円満な結末を得られるのである。

占断(せんだん)の分別

  • 吉占(きちせん): 安らかで心地よい妊娠、安産での母子の平安、他人の慶事による福気の分かち合い——機縁が成就し、願望が叶うことを主とする。大吉。
  • 平占(へいせん): 漠然とした妊娠の夢、喜びも煩いもなく、淡々とした印象の夢——機縁は力を蓄えつつあるものの、大きな得も失いもなく変動は少ない。
  • 凶占(きょうせん): 苦しい妊娠、難産による波乱、凶兆で不安定な胎相——計画が妨げられ、心事が苛まれ、成事(じょうじ)に多くの障害があることを主とする。凶。

よくある質問

質問:夢の中で自分が妊娠し、とても安らかだった場合、どんな前兆ですか?
回答:吉兆です。準備中の事柄や新たなチャンスが静かに醸成されている段階です。辛抱強く継続さえすれば、後々必ず大きな収穫があります。

質問:夢の中で無事に出産した場合、何を意味しますか?
回答:長い間待ち望んでいた願いや目標が、ついに実現し地に足のついた形になることです。苦労の後には報いが訪れ、人生に新しい順調な章が始まります。

質問:夢の中で出産が難産だった場合、何に注意すべきですか?
回答:現在、成し遂げようとしている事柄には多くの障害がある可能性があります。結果を急ぎ求めることなく、ペースを落として辛抱強く準備し、途中での思わぬ変化を避けることが大切です。

質問:妊娠・出産の夢は全体として吉ですか、それとも凶ですか?
回答:夢の細部によって判断します。吉象は「安らかで心地よい妊娠、安産での母子の平安、他人の慶事による福気の分かち合い——機縁が成就し、願望が叶うことを主とする。大吉。」を参考にします。凶象は「苦しい妊娠、難産による波乱、凶兆で不安定な胎相——計画が妨げられ、心事が苛まれ、成事(じょうじ)に多くの障害があることを主とする。凶。」を見ます。漠然とした妊娠の夢、喜びも煩いもなく、淡々とした印象の夢——機縁は力を蓄えつつあるものの、大きな得も失いもなく変動は少ない。

質問:妊娠・出産の夢で、凶象として読む場面はどれですか?
回答:苦しい妊娠、難産による波乱、凶兆で不安定な胎相——計画が妨げられ、心事が苛まれ、成事(じょうじ)に多くの障害があることを主とする。凶。この種の場面は、題名だけで決めず、本篇の凶象に沿って読むのが自然です。