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請求・欠如の夢

夢の意象(がぞう)

請求とは、貴人へ助けを求めること、心願の表明、人情のやり取りを主とします。欠如とは、縁(機会)の不足、財物の欠乏、心願が満たされないことを主とします。人に頼んで助けを得、欠けているものが補われ、人助けを喜んで成就させることが吉。助けを求めても応じる人がおらず、長く不足し、求めるも応じられないことが凶。いずれも、心願の得失と人縁・福縁に関わります。

解夢総訣

真心(まごころ)で助けを求めれば、貴人が気にかけてくれる。 足りないものが補われれば、福禄(ふくろく)安らかに定まる。 求めても応じられず、心の願いには届かない。 長く不足し満たされず、運勢は伸びやかにならない。

象(しょう)曰(いわ)く

心(こころ)を持って祈り願えば、気運が絡み合い巡る。 求めて告げれば支援を得、福沢は自ずから生じる。 物質や財貨が足りなければ、豊かになる時を待つのが良い。 求めて欠けていても寄る辺がなければ、万事成就し難い。

状況別 解釈

  1. 夢で心を込めて他人に頼み、承諾と助けを得る:貴人の支持を得やすく、心の中の要望がはっきりし、困難は解決、万事順調であることを主とします。
  2. 夢で自らに何か欠けているものがあり、その後ちょうど補われて完全になる:現在、わずかに不足があるが、その後自ずと機会に恵まれ補完され、完結は完璧で後悔なしであることを主とします。
  3. 夢で人に頼むも断られ、誰も取り合わない:人縁や助力が薄く、困難に遭えば孤立無援となり、心の願いや訴えは成し遂げにくいことを主とします。
  4. 夢で財物や縁が長く欠乏し、補い難い:財運や機会が一時的に乏しく、保守的に節約し、無理に欲張って求めるのは適さないことを主とします。
  5. 夢で他人が自分に頼み、喜んでかなえてやる:心が寛大で、善を好み施すことを楽しみ、人縁と福徳を積み、後日自ずと報いがあることを主とします。

核心的な象の意味

請求は、貴人への頼み、心願の訴え、人助けを象徴します。欠如は、縁の乏しさ、財物の不足、心願が未達を象徴します。人に頼んで助けを得、欠けているものが補われ、人助けを成就させるのは吉。貴人を得る、縁が完全になる、福を積み縁を受け入れることを主とします。助けを求めるも門が開かず、長く不足し、求めるも応じられないのは凶。孤立無援、心願が達せられず、運勢が滞ることを主とします。頼むには誠意が肝心。世渡りでは進退を知り、不足があっても無理に求めず、時が来るのを静かに待てば、自ずから円満になるでしょう。

古典からの参照

  1. 『周公解夢(しゅうこう げむ)』

    夢請求者主盼援,恳请得应贵人牵;梦缺少者主未圆,缺而有补福运绵;求而无应多孤助,久缺难圆梦难全。

    解釈: 夢で人に助けを求めるのは、支援の到来を待ちわびることを主とします。心から頼んで応えられれば、自然と貴人が導き助けてくれるでしょう。夢で不足や欠けをみるのは、心願がまだ完全ではないことを主とします。欠けたものが適時に補われれば、福運は綿々と続き安定することでしょう。他人に求めても応えなければ、孤独で援助が少ないことを予兆し、長く欠けがちで補われなければ、心の中の願いは到底完全にはなりえないでしょう。

  2. 『夢林玄解(む りんげん かい)』

    求者,心之所愿、人之所助也;求诚则人应,求妄则人疏;缺者,物之未足、运之未盈也;暂缺无妨,久缺则运滞;助人之求,积己之福;安己之缺,守己之命。

    解釈: 頼み求めることは、心の願望であり、人の助力です。心が誠実であれば人は応え、虚偽であれば人は離れます。足りないことは、物がまだ充分でない、運がまだ満ちていないことです。一時的に足りないことは問題ありませんが、長く不足すれば運は停滞します。人の頼みを助けることは、自分の福を積むことです。自分の足りなさを穏やかに受け止めることは、己の命を守ることです。

占断の詳細

  • 吉占(きっせん):頼みが承諾された、欠けたものが適時に補われた、喜んで他人の頼みをかなえた。貴人の助けがあり、心願が円満になる大吉です。
  • 平占(へいせん):わずかに頼んだ、少し足りないことがあった、淡々と対応した。心願に大きな変動も波乱もなく、平穏です。
  • 凶占(きょうせん):助けを求めたが断られ応じる人もいない、長く不足し補われない、無理に求めたが実らない。孤立無援で、心願は達成困難、凶です。

よくある質問

質問:夢で人に手助けを頼み、その人が承諾したのは何の前兆ですか?
回答:吉兆(きっちょう)です。現実で困った時には自ずと貴人が手を貸してくれ、心願が成就し、難題も容易に解決します。

質問:夢でいつも何かが足りなくてそろわないのは何を表しますか?
回答:近い将来、財運や縁(機会)が一時的に不足しています。無理をしたり、他人と比べたりせず、穏やかに従来の状態を守り、倹約して暮らすことが良いでしょう。

質問:夢で他人が自分に手伝いを求めてきたら、助けるべきですか?
回答:自身に福徳が深く宿っているという暗示です。喜んで助けることで、良縁を積み増すことができ、後々、自分が困難に遭った時も、必ず誰かが助けに来てくれるでしょう。

質問:請求・欠如の夢は全体として吉ですか、それとも凶ですか?
回答:夢の細部によって判断します。吉象は「頼みが承諾された、欠けたものが適時に補われた、喜んで他人の頼みをかなえた。貴人の助けがあり、心願が円満になる大吉です。」を参考にします。凶象は「助けを求めたが断られ応じる人もいない、長く不足し補われない、無理に求めたが実らない。孤立無援で、心願は達成困難、凶です。」を見ます。わずかに頼んだ、少し足りないことがあった、淡々と対応した。心願に大きな変動も波乱もなく、平穏です。

質問:請求・欠如の夢で、凶象として読む場面はどれですか?
回答:助けを求めたが断られ応じる人もいない、長く不足し補われない、無理に求めたが実らない。孤立無援で、心願は達成困難、凶です。この種の場面は、題名だけで決めず、本篇の凶象に沿って読むのが自然です。